2015年5月22日金曜日

かぜのでんわ

こんにちは。
学習塾FLAPS鶴川校です。

さて、今回はある絵本の紹介をしたいと思います。

こちらの絵本。



「やまのうえに1だいのでんわがおいてあります。
きょうもだれかがやってきました。
せんのつなっがっていない、そのでんわではなしをするために。」

この絵本に出てくる「せんのつながっていないでんわ」は本当に実在します。

あるのは岩手県大槌町。

覚えていますか?

東日本大震災。

たくさんの方が突然にいなくなりました。

「会えなくなった人へ伝えたい……」
そんな残された方の思いのために、

「せんのつながっていないでんわ」は残された方々がひとりきりになり、まるで電話をかけるように相手に想いを伝える空間だそうです。

電話線はやはりつながっていません。
そして、電話機のよこには、こう書かれています。

『風の電話は心で話します
静かに目を閉じ 耳を澄ましてください
風の音が又は浪の音が或いは小鳥のさえずりが
聞こえてきたなら あなたの想いを伝えて下さい』

現実の復興が進む中で、持ち主は「心の復興」のきっかけになればと思い、設置しました。

「風の電話」と地元では呼ばれています。

この絵本は、この「風の電話」をもとに作られた絵本です。

「風の電話」で伝えたいことは、
身をよじられるようなものもあれば、いろんな思いがあるのではないでしょうか?

ただ、どれもこれも私たちが想像しがたい想いなのだと思います。

だから、今はわからくてもいい。

今はまだ、小さい君たちはわからなくていい。そんなふうに思います。

ただ、いつかあの時の出来事を学校で学ぶとき、知って欲しいなと思います。

色んなことを。そして、考えて欲しいなと思います。

「いのち」のことも。

本は心の栄養。いつか花開く心の花の大事な栄養です。


いかがでしょうか?